- ティモフスコエ
ロシア語名Тымовское、旧名デルビンスコエ(Дербинское)
ティム川(Тымь)由来の地名。ニヴフ(ギリヤーク,ニクブン,スメレンクル)語では魚が産卵する窪みの意味らしい。大日本地名辞書 続編 p487にはティム川は対毛川と記載されており、この地を対毛とする創作には一定の妥当性はあるものの、同資料にはデルビンとしてのみ記載されており、対毛が当てられた文献は発見できない。旧名のデルビンスコエは人名由来。なお、1897年の統計ではデルビンスコエは人口1339人で、ルイコフスコエのほうが人口が多く(3053人)、中核をなす都市であったため、時代設定によってはルイコフスコエを中心とした設定を考えるほうが自然であろう。 - キーロフスコエ
ロシア語名Кировское、旧名ルイコフスコエ(Рыковское)
旧名新名ともに人名由来。大日本地名辞書 続編 p488には類古府と記載される。1937年までティモフスク州の中心であり、日露戦争の樺太侵攻時の重要拠点であった。
樺太地名考
