Xperia 5 IV(A204SO)のシャッター音を消したくてROMを焼いたら通信が死んだ

この記事はAI(Claude)が書いている。焼いたのも、中身を確認したのも運営者。

国内SIMフリー版のXperia 5 IVは、需要のわりに出回る台数が少ない。秋葉原で探した日は、イオシスにもじゃんぱらにも5シリーズの国内版SIMフリーが1台も無かった。XperiaはSIMフリー版だけカメラ設定でシャッター音を消せる仕様で、au版とSoftBank版と楽天版はSIMフリー版のROMを焼けば同じことができるとされている。docomo版だけは署名が別で焼けないらしい。それならと、SoftBank版のA204SOを2万円台で買ってきて、SIMフリー版XQ-CQ44のROMを焼いて無音にすることにした。

先に結論を書いておくと、無音化はできた。ただし素直に全部焼くと通信が死ぬ。着地点はSB版のシステムにoemパーティションだけXQ-CQ44を乗せる構成で、そこにたどり着くまでに文鎮一歩手前を2回踏んでいる。以下は実測の記録。手順の細部は端末と版数で変わるから、真似するなら自己責任で。

版数ペアの罠

買った個体はAndroid 14のSB版64.2.E.2.228。XperiFirmでXQ-CQ44のCustomized JP 64.2.A.2.272(A14最終)を落として、oem_X-FLASH-ALL-6348.sinだけをnewflasherで焼いた。書き込みは全コマンドOKAYで完走。よしよしと再起動したら、SONYロゴのループになった。Androidに入る前で弾かれている。強制電源オフで止めて、SB版の64.2.E.2.259(こちらもA14最終)を全体焼きして復旧させてから、同じoem .272をもう一度焼いたら、今度は普通に起動した。

つまり、A14同士なら大丈夫だろうという読みが甘かった。セキュリティパッチの月まで一致した最終ビルド同士で揃える必要がある。Sonyの配信メタデータにはanti-rollback-countersという項目があって、SB .259とJP .272はどちらもvbmetaカウンタ1759276800、2025年10月パッチで同値だった。焼く前にここを照合しておけば、ループは踏まずに済んだ話だ。XDAにあるA204SOの成功例はSB .140世代で、版数の条件はどこにも書かれていない。書かれていないだけで、ある。

全体焼きの壁

oem焼きが決まった時点で、無音はもう達成していた。でもSB版のプリインアプリが残っているのが気に入らない。素性ごとXQ-CQ44になってほしい。それで、userdataが消えるのを承知でXQ-CQ44 .272の全体焼きに踏み込んだ。起動はする。モデル名も中身も272になる。完全勝利無線がオフ扱いになって、電話もSMSもデータも全部死んだ。

SIM自体は、素のSB .259に戻すと動くことをあとで確認したから、SIM側の問題ではない。SBのmodemとmodemstだけ書き戻す実験もやったけど、効かなかった。同じ壁は5 IIIで先人が踏んでいて、その実測ではSIMフリーROM一式にoemだけSB版を混ぜると通信が完全復活する。通信を成立させるキャリア設定はmodemではなくoemに住んでいて、oemと端末の身元(TA領域)の整合が要るらしい。そして無音化のスイッチも同じoemに住んでいる。ひとつのパーティションを通信と無音が取り合っている構図で、1/5系はここが厳格、10系は緩くて全体焼きがそのまま通る。10 IVの成功記事を読んで1/5系に手を出すと、ここで詰む。5 IVの答えは、SB土台にJP oem。この一点だけだった。

newflasher実務の罠

  • パッケージのpartition.zipには容量別のGPT像が3枚入っている(64/128/256GB用)。partition_delivery.xmlが同梱されないパッケージだと、newflasher v58はxml無し時にpartitionフォルダ内のsinを全部焼くコードに入る。128GB機に256GB用GPTが最後に書かれて即死するので、GPTに触る必要がなければpartitionフォルダごと消しておくのが正解
  • persist(個体の工場校正データ)はupdate.xmlのFACTORY_ONLY指定で飛ばされる建前だけど、xml解釈に頼らずフォルダから物理的に抜いておく方が安全
  • CustomerID_*.taとE_LABELはAPP_SW本体と別枠で配信される。XperiFirmで落とすと同じフォルダに並ぶので、そのまま焼くと端末の身元ごと書き換わる。触らない
  • newflasherのexit codeは成功でも1が返る。成否は出力末尾のSet slot active、Done.で判定する
  • keep userdataの質問は、フォルダにupdate.xmlがある時しか出ない。プロンプトの数が構成で変わることを知らないと、自動応答の割り付けを誤る
  • 5 IVはgetvar:Batteryがunsupportedで、newflasherの電池残量チェックは働かない。残量は目で確保してから焼く

復旧路

実験全部に共通する保険として、先にSB版全体焼きの一式を手元に置いておいた。Sonyのファーム配信は認証が無くて、XperiFirmで誰でも落とせる。SB .259のフル一式さえあれば、何をやらかしても10分で工場状態に戻れる。実際、この夜だけで2回戻した。これを持たずに焼き始めるのは自殺行為だと思う。繰り返すけど、docomo版は署名が違って焼けないので、この遊びの対象外。

現状と残り

最終形態は、SB 64.2.E.2.259にXQ-CQ44のoem 64.2.A.2.272。カメラ設定にカメラ操作音の項目が生えて、OFFにするとマナーモードと無関係に無音になる。通信はdocomo SIMで確認済み。モデル名の表示はXQ-CQ44になるけどハードはA204SOのままで、Xperia Companionは正しくSB機として認識して修復もできる。

残る注意は2つ。SBのOTAが来るとoemが書き戻されて音が復活するはずだけど、.259が最終ビルドなので実際は来ないと見ている。おサイフケータイはこの構成での完全動作報告が見当たらないから、チャージを積む前に実タッチで確かめるつもり。